感想

TRPGやゲーム等のネタバレ感想のまとめ

No.742, No.82, No.73, No.72, No.71, No.70, No.577件]

#SS #虫を喰わせと蟲が哭く
とある冬の日のこと


それは、土蜘蛛の里にいた中で一番冷え込んだ冬の朝。
先生、先生、と無邪気にじゃれつく声が聞こえないと思って部屋に行けば、彼女は寝床で顔を真っ赤にさせて呻き声を上げていた。
考えるより先に体が動く。忌々しい、“蟲”の本能的な行動。
額に手を当てれば、ひどい高熱が出ているのがわかった。
気温差の激しい気候が続いていたので、体調を崩したのだろう。
口から勝手に溢れる暖かな労りの言葉とは反対に、心は氷のように冷たくなる。
――このままにしておけば、この娘は死ぬのではないか。
――これ以上、屈辱的なお守りなどしなくて済む。
そこまで考えて気がついた。まだユメモリの居場所を特定できていない。
洗脳が解けなければこの里から出ることも叶わない。
小笠原、もう1人の女王候補に仕える蟲の嘲るような笑みを浮かべるのが想像が付いた。
今、この娘に死なれるわけにはいかない。僕の目的を達成するまでは生きてもらわねばならない。

頭で考えずとも、この体は女王候補の看病のために勝手に動く。
濡らした布を額に乗せてやり、病人でも喉が通るような食事を作ってやる。
目的のためとはいえ土蜘蛛風情に奉仕せねばならない状況に怒りが募った。
己を看病する従者に殺意を向けられているとも知らない彼女は、「迷惑をかけてすみません」と何度も謝る。
「わかっているなら二度と風邪をひくな」という言葉の代わりに、僕の口は勝手に優しい言葉を彼女にかける。腸が煮えくり返りそうだ。
うわ言なのか、彼女は対立している女王候補の名を何度か呼んでいた。
母ではなく、友の名でもなく、殺し合う運命にある姉しか縋れる相手がいないのか?
「哀れだな」
鼻で笑い、哀れな土蜘蛛の頬に触れる。
まだ熱は下がらない。

外で朝を告げる蟲の鳴き声が聞こえた。
彼女の熱はなかなか下がらず夜通し看病し続けていたのだが、いつの間にか眠ってしまっていたらしい。
顔を上げれば、呻き声も上げず顔に色のないまま寝台に横たわる彼女の姿が目に入った。
――まさか、まさか。
血の気が引くのがわかった。
この僕がここまで看てやったというのに、冗談じゃない。
慌てて額に手を当てれば体温が感じられた。よく見れば彼女の胸は上下して動いている。
熱は無事下がったらしい。
「……良かった」
自分のものとは思えない安堵の声に、思わず口を押さえた。
今の言葉は“蟲”の本能によるものではない。
なら、……なら、今の言葉は、僕の意思で言ったというのか?
混乱したまま彼女の顔を見つめていると、目を覚ましたらしい彼女がこちらに顔を向ける。
「おはようございます、先生」
ああ、心の底から湧き上がってくるこの感情は。
一体誰のものなんだ。畳む

1149文字, TRPG

#LUNATIC_THEATER

返ってこないはずの愛情が、激しさは違えど返ってきたらそりゃ嬉しいですよね。
「自分が愛したのと同じ熱量で返される殺意/憎悪」を自分だけに向けられるのも幸福なのは間違いないですが。
うーん、片山さんと会うまで愛してるのは人類全般と、ある意味で博愛主義者みたいなところがありましたからね。
自分だけのものが欲しくなったんですかね、知らんけど。
恋する乙女と人外思考とヤンデレが混じり合って、朔ちゃんの思考を辿るの難しいんですわ。畳む

231文字, TRPG

#遺骸を雪ぐセクエンツィア
遺骸を雪ぐセクエンツィア PC3 自分用キャラ設定まとめ(未プレイ×)

イ『マ』レ=カーティオか、イ『ム』レ=カーティオか、地味に悩む日々。

○基本設定
・一人称/二人称は僕/あなた。
 呼び方は父上(ラウム)、王妃陛下(ラウムの正妻)、兄上(レガトゥス/コル)、母上(ヨハンナ)。メモしないと忘れる。
・気弱で根暗、コミュニケーションが苦手な第三王子。
・実は第二王子と同い年。
・不義の子+身体の一部が呪われている+魔笛持ち(低級妖魔が呼べる)のコンボで人が近寄ってこない。本人も人の輪に近づこうとは思っていない。
・人が怖い/苦手な人間嫌い。特に王家関係の人間が嫌い。城の周辺人物全員嫌いじゃないか。
・呪われているのは舌であるため、定期的に(物理的に)話せなくなる時期がある。話せない時期の癖で言葉よりも先に首肯などジェスチャーが出がち。話し慣れていないため、言葉に吃りやつっかえが生じやすくなっている。
・舌がない時期の食事が作業なのもあって、味が感じられる食事が好き。流派が一応長耳なので好奇心が強めで、食べたことのない/見たことのない食べ物への興味と食欲がすごい。食欲に弱い子は可愛いから……。
・名前の由来は「imprecatio(呪い)」で、本人もそれを知っている。両親にとって自分は邪魔な子だよなそうだよな……と自尊心がボロボロ。家族とは壁しかない。そもそも会ったことがあるんだろうか。
・諦観の人生の中でどうしても受け入れられなかったのが「使用人の死」じゃないだろうかと。アミクス君が今際の際に後悔やカーティオへの恨みの言葉でなかったところも大きそう。渋々と馬車に乗って考える中で、アミクス君の死をいつも通り「仕方がないこと」と諦めと共に飲み込むことができない。人生初か十数年ぶりの怒りが湧いてきて、アミクス君は望んでないかもしれないけど、そうしないと気が済まないという結論に辿り着いての本当の使命かな。
・長耳は母方の血による隔世遺伝のイメージ。数代前に長耳の血が入って、母上の代にはもう長耳の特徴は失われていたのが、カーティオの代になって出ちゃった感じです。なのでノットチェンジリング。僕は父上と母上の子。

○回想用メモ
・自分だけ描かれていない、居場所もない、王族一家の肖像画。

父上が修道女に手を出しているせいで、レガトゥス兄上もそういう趣味があるのではないか……といらぬ心配をしているPLです。人望の篤さを信じていますよ、兄上!
コル兄上は……会う前から帰らぬ人となってしまいましたからね。
サナティオさんは暗殺されたんとちゃいますか。過ぎた英雄は祀り上げられる可能性があって邪魔ですからね。ヴァレンシュタインみたいものですよ。
父上、何度も思ったのですが修道女に手を出すのはマズイと思います。父上なぜ……なぜ修道女に……。畳む

1197文字, TRPG

#LUNATIC_THEATER
ルナシ関係のPLの価値観なんですけど、

どれほどの献身をしても惜しくはない激しい愛を経験できた朔は幸せなほうだったと思いますよ。
死ぬ前に「これもいいかなと思う」みたいな発言しましたし、あれはあれで幸せな最期ですね。
片山さんのイサクへの無関心レベルがどれだけだったかは知らずに死んでますし。
キリスト教的世界観ならイサクは死んだ瞬間魂自体が消滅していますしね。死んだ後に知ることもない、安心です。
なので朔視点でいうなら少なくとも不幸ではない。PL視点ではやるせなさもありながら自業自得って感じです。畳む

270文字, TRPG

#LUNATIC_THEATER
片山さんへ

魔の者運が悪そうなので一度お祓いに行ったほうがいいと思います。畳む

56文字, TRPG

#LUNATIC_THEATER
後日設定はまとめますが、それはそれとしてのルナシのキャラメモ

1番ダメージを受けたのは、呪いも意味がなかったことですね。他の追随を許さない圧倒的ダメージですよ。
自分と同じ激情が返ってこないとわかる/裏切られたと感じた場合、次のフェイズは「自分の愛情を理解させる」になるので朔は殺すのが一番の最適解です片山さん。PLは、次のフェイズに入ったところで片山さんにその行為は意味があるのかと悩ましく思いますし。畳む

221文字, TRPG

#LUNATIC_THEATER #バディミッション_BOND
朔ちゃん参考は

チェズレイです。特にファントムに執着してた頃くらい。どんなに愛情を向けても返ってこないどころか興味がないと言われたあの感じです。
「向けた愛情と同じものが返ってこない人」ってチェズレイのことを評していたふせを見てから僕は私は畳む

155文字, ゲーム,TRPG

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