感想

TRPGやゲーム等のネタバレ感想のまとめ

No.298, No.297, No.296, No.295, No.294, No.293, No.597件]

#SS #遺骸を雪ぐセクエンツィア #懇請に告ぐトロープス
懇請に告ぐトロープス後日談、

あるいは遺骸を雪ぐセクエンツィアの前日談。

部屋の中で一人きり。今日は部屋から出る気になれなくて、ただ天井を眺めていた。
「……ア、アミ、クス、こ来ない……かなぁ」
一人でそんなことを呟く。前に彼が来てくれたのはいつだっただろう。そろそろ父上の使者達が来る頃だから、それより前か喋れるようになった時に来て欲しいな。相槌だけしゃなくて、僕も彼と話したいから。
そんなことをぼんやりと考えていると、ドアからノックの音が聞こえた。……もう使者達が来たのかな。
「カーティ、俺だよ」
違う。僕のことをそう呼ぶのは一人しかいない。急いでベッドから立ち上がってドアへ駆け寄る。
「ア、……ア、アミ、クス!」
「久しぶり。最近寒くなってきたけれど、風邪はひかなかった?」
僕は彼の言葉に何度も首を縦に振る。いつもの優しい笑顔と、優しい声……だけど、いつもより嬉しそうに見えた。良いことがあったの、と聞けば、とびきりね、と返される。けど、内緒なのか詳しいことは聞かせてくれない。ずるい、僕も彼の良いこと聞きたいのに。
拗ねた顔をしていたのか、宥めるように頭を撫でられる。
「今は内緒。でも、将来必ずカーティにもわかる日が来るよ」
「……うん」
頷いてから返事をする。将来なんて縁の遠い言葉だな、なんて思いながら。

農村でのどかに暮らす人々の様子、赤色や黄色に色づく森の木々、堅牢な門の遺跡、旅の間に見たものをアミクスは僕に話して聞かせてくれた。僕には一生関係ない世界を彼は言葉で見せてくれる。彼が話してくれる外の世界はなんて綺麗な場所なんだろう、といつも思うのだ。
「農村では、……ふふ」
「……? ど、どう、どうした、んです、か……?」
「ごめん、なんでもないよ」
話の途中で僕の顔を見て笑ったように見えた。……僕、なにかおかしなことを言ったのかな。なんだか恥ずかしい。
「そういえば、カーティはお祈りのやり方は知っているかい?」
彼からの突然の質問に僕は首を横に振った。お祈りは神様に何かをお願いすることだと、以前にアミクスが教えてくれたのを覚えている。
僕が首を横に振ったのを見ると、こうするんだよと見せてくれた。真似して同じように手を組んでみる。手を組んでからお願い事をするのだという。
「ぼ僕……、おお祈り、しても、……プリム=マ、ガもマーテル様、も、か叶えて、くれな、いと思い、ます」
だって、僕は呪われているから。プリム=マガにもマーテル様にも嫌われているから、こんな忌まわしい体なのだから。
俯く僕に、アミクスは優しく背中を撫でる。
「辛いことや痛いことがあったら、お祈りしてごらん。お祈りする神様は誰でもいいんだ。カーティが信じられるものなら、なんでも」
「だ、誰で、も……?」
「うん。カーティはいい子だから神様は必ず助けてくれるよ」
その声色が、表情が、とても真剣で、言い聞かせるようで。僕はただ首を縦に振った。それを見た彼は安心したように笑ったので、僕もつられて笑ってしまった。

アミクスが帰った後、入れ違う形で父上の使者達がやってきた。僕の舌を切り落とすと彼らも王都へ帰っていった。
運が悪いことに、その日はちょうど雨が降る夜だった。出血は止まっていてもジクジクと痛む口内が、雨の日はさらに酷くなる。今夜はきっと眠れないだろう。
少しでも気を紛らわせようとアミクスの話を思い出す。海の話に竜の話、森の話や……お祈りの話。
辛いことや痛いことがあればお祈りするといい、と彼は言っていた。信じられるものなら誰でもいいのだと。教えられた通りに手を組んでみる。
神様、僕のお祈りを聞いてくれるのなら、この痛みを少しでも軽くしてください、と心の中でお祈りをする。
「!?」
驚きで思わず声をあげた。ジクジクとした痛みが、なくなっている。いつもなら一晩中痛んでどうにもならないものが。
アミクスの言う通り、神様が僕のお祈りを聞いてくれたんだ。僕も、神様にお祈りしていいんだ。
それがとても嬉しくて嬉しくて。次に彼が来た時に必ず話そうと思った。アミクスの言う通りだったよ、と。
だから、貴方が風邪を引かずに怪我もせずにまたここに来てくれますように、と毎日祈って待っているよ。僕が一番お祈りしたいのは、貴方のことだから。畳む

1806文字, TRPG

#遺骸を雪ぐセクエンツィア
ゆるふわセクエンツィア

旅の途中の野宿で寒い日だと火蜥蜴を呼んで湯たんぽ代わりにしているつもりなのですが、地獄ンツィアでのレオンさんの黒羽への態度を考えると抱っこしてくれなさそうな気がします。
噛まないし、無闇に百燐しないし、勝手に極地に変えたりもしない、大人しくていい子なんです。それに暖かいんです! 火蜥蜴同好会に顔を出してみませんか!? 会員はカーティオしかいません!
一緒に寝てると髪がたまに焦げますが、まあ火蜥蜴ちゃんは可愛いのでOKです。
現パロだと、「ペットを飼っているんです。とても可愛くて……よかったら見に来ますか?」と誘われて犬か猫を想像して家に上がったらトカゲや蝶を見せられることになる感じです。母上譲りの顔はいいけど、癖が強いタイプ。畳む

345文字, TRPG

#遺骸を雪ぐセクエンツィア
昨日のIFセクエンツィアに関するPLのヒャッハー

レオンさんに「悪いな、お前は今…」 「邪魔だ」と対妖魔態度を取られた妖魔は、私の動かした黒羽ですよ〜〜〜〜〜〜〜!!!ヒュ〜〜〜〜〜〜〜!!!いいでしょ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!一発で落とされましたよイェ〜〜〜〜〜〜〜〜イ!!!畳む

153文字, TRPG

#懇請に告ぐトロープス

後日談ですがお守り話を書かねばならぬと言う強い衝動を元に書きました。せっかくの歴史改変ですからねっ!
パンの植生を事前に正しておかない兄上よ

[追記]
IFでの奥義演出は、お守りがないからせめてもの慰めでコル兄上が教えてくれたことで(だから『きっと』と言う)、トロープス時空ではお守りがあるのでその効果発動のために教えてくれた感じです(だから『必ず』と言う)。畳む

195文字, TRPG

#遺骸を雪ぐセクエンツィア

母上は母上でやりたいことをやったし、カーティオはカーティオでやりたいことをやったので、母上のことを恨むとかそんなのはないです。お互い大事なものがあって、それがお互いより優先度が高かっただけです。
魔笛は古の盟約によって友人(妖魔)を呼ぶ忍法じゃないですか。
カーティオの長耳の血は母上譲りなんですよ。
この古の盟約がマジで古の盟約になっています。
あちら側からすると「お〜、あそこの家の子孫じゃ〜ん!」「久しぶりに呼ばれたね〜」て感じですな。
え、魔笛は口笛で妖魔を呼ぶ……?(フレーバー文を読んだPL)
カーティオが口笛を吹けないので代用してるんでしょ(解決)。畳む

298文字, TRPG

#遺骸を雪ぐセクエンツィア

私の勘違いだったの、恥ずかしいですね(ポッ)
「アルバスさんに何一つ裏切られてないはずなのに、どうしてそういう気分になったのか」なのですが、こらは「アルバスさんは助けてくれる人かもしれないというカーティオの期待感」がそう思わせただけだと先ほど判明したのでお気になさらずですよ。勝手な期待感、そう……。

話が変わりますが、カーティオが城の中で自分の意見を求められることなかった(コル兄上といる時は除く)、というアレを出せて満足しました。伏せでもハッキリと書いたことはなかったなと思っていたので。畳む

263文字, TRPG

#遺骸を雪ぐセクエンツィア
今回の回想

本編で言った『兄上を返して』以外なら何を言ってレガトゥス兄上を責めるか考えて、一番しっくりきたのが「どうして僕を殺さなかったのか」でした。
コル兄上がレガトゥス兄上の計画に気がついた時点で、彼を生かす選択肢はレガトゥス兄上の中になかったとは思います。カーティオさえ死んでいれば、なんてのはカーティオの甘い考えなんですよね。
この対立型では「自分の生を望んでいるのはコル兄上だけ」と思っていたので、苛烈タイプのカーティオでしたね。PLがトロープスでコル兄上がどんな人物なのか知ってしまったのも理由の一つだと思います。奪われたものが大きすぎました。
IF世界の死亡したカーティオは、今頃死後の世界でコル兄上に頬を叩かれてるんじゃないでしょうか。馬鹿なことをするんじゃないって言われて、その後ギュッとされてるんじゃないでしょうか。貴方が望んでないことだとしても、カーティオは貴方の為になりたかったからさ……。

あとこれチラ裏ですが、カーティオが回想使用した後のアルバスさんのターンで、なんかこう、アレですね、裏切られたような気分になっていました。別に裏切られたわけではないですけども。

俳優時空でレオンさんに助けを求めたら無慈悲にぶったぎられたの、結構ショックを受けて固まっていました。軽くないです、標準です。標準……たぶん……。畳む

586文字, TRPG

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